カズオイシグロ読んだ
まんがに疲れたのでカズオイシグロ読んだ。ノーベル賞おめでとうコーナーから取った一冊で、おじいさんとおばあさんが旅をする話だ。
イシグロ氏は、作品の漫画化も考えているとのことだったので、大今先生のような人が描くならば、良い作品になりそうだなと思った。というか、映画化するよりも、むしろ漫画に向いている作品に思えた。腕の中に抱え込んで、ベッドで、部屋の暗い片隅で読むのに向くはなしではないかな。
これも実際疲れる作品で、作品世界のなかに、読者は緊張状態で放り込まれる。何を目指しているかもはっきりとはわからない。「信用できない語り手」というやつですか。よくわからないけれど。一体この人たちは何を言っているのだ、本人もよくわかっていないようで、嘘をついているの?それともボケているのか?実際生きているの?。。など戸惑いながら読み進めます。
後ろにとんでもない絶望がありそうで、怖くて怖くてしょうがない。
疲れた。
まんがにもどろう。