美術館で絵を見るとき
足が辛い。
四股を踏んで解消する人もいます。
ここにいる。
四股でだめならスクワット、
スクワットでだめならベンチで足あげ。
よって、あまり一枚に長居はできない。
絵画の知識はないので、
画家の名前や画材などはさらっと流し、
作画年代だけはしっかり見します。
そうすると、この時代こういう人いたのか、
という感慨にだけは耽ることができるので楽しい。
今回、ほほぅこの時代のお洒落なお姉さんだな、
と見ていた一枚が、暫く観察するとエロだった。
上等な服を着こんでいるが、薄っすら体の線が浮くようにしてある。
そして、手のかたちで、性行為が暗示されています。
観覧者が「あらこの絵は何か上品。。」と口にだし、
その後、考え込んで微妙な顔で去ってゆくのはおもしろい。
攻撃的な女性に見える一枚でした。
足は辛いが、順路を何度も遡り、三回見て、帰った。
帰りの電車は立ちっぱなしだが、足は痛まなかった。
不思議なことだなあ。