30話のこころえ
不滅のあなたへ30話から読んだことを全部書きます。
このような小さいブログは、よほど熱心にレビュー検索する人しか目にすることがないと思うので、内容をそのまま書きます。カバーしていません。
(タイトルに作品名入れるのをやめました7/3)
フシのすがたはグーグーに変わってしまう。
それはつまりこの瞬間にグーグーの命が消えたということ。
フシはそのことが受け入れられず、うそだ、しんでいない、と叫びながら攻撃を躱す。
おめでとう、きみは新たな能力を手に入れた!とは読んでいてたぶん誰も思わない。
悲しくてしょうがない戦闘を見ながら泣くしかない。
戦闘のあるマンガで、新しい能力を得ることは普通良いことだ。
そのことがどうしようもなく辛い、というのはどういう作品があるだろう。
マンガ知識に乏しいのでわからないけど。
海辺の邸宅。ぶっとばされて海に落ちる。
おにぐま(石ver.)の腕で叩かれる、と思いきや、石がばらばらになり海におちてゆく。
(ニョロニョロ(仮)は水の中では戦えないのか?
海水の中で戦えないのか? 単にアツアツだったから?
馬鹿なので昔、アツアツのシロップ入りガラス瓶を、氷水に漬けました。
その日レイコーのお客全員を断ることになった。
自分で海に飛び込んでいたから、塩水がダメというわけでもないのかな。)
黒衣の人にまるいやつ(何とよぶべきなのか)を西に追えと言われるが、フシはグーグーとリーンを探しに走る。
リーンは命に別状がないもよう(両親が笑顔)で、胸には桔梗の花を置いたまま。
がれきの下から助け出されたグーグーは、駆けつけた兄ちゃんに(なぜ来れたかわからなかった)背負われて帰る。
(小さい頃兄ちゃんの背中で目覚めたときの光景らしき対話があります。)
(これは死んでゆくグーグーが見ている幻のようだ。)
やさしい兄ちゃんと、丘の上の、二人がかつて憧れた豪邸に帰る。
じいちゃんばあちゃんが嬉しそうに迎える。
駆け寄ったリーンが、元通り「きれいに」なったグーグーの顔に、すてきよと言う。
(全ての思いが叶えられたけれど、)幻だから、散り散りにとんでゆく。
本当はそこにフシがいて泣いている。
じいちゃんもばあちゃんも兄ちゃんもみんな泣いている。
グーグーはみんなをそっと包みます。
この息子は誰よりも大きく育っていた。
(悲しみを分かち合うシーンがサイレントなのが好きだ。
こちらまでそれを見守るグーグーの目線を得る感じがするから。
ボッぼくのせいで、ゴッごめんなさい、等がここまではフシや兄ちゃんの口から言われないのもすきだ。それは自分に焦点をあてすぎる人の言葉だと思うので。)
それから
ノッカーはおにぐまと、マーチも連れて行ってしまったのかな?
今回はフシに負けてはいないけれど、弱点があった。
木は火にかてない 火は石にかてない 今回水にかてなかった。 みず?
ニョロニョロ(仮)は西の水のないところへ行くのかな。
塩水のないところ、つまり単に海のないところ、かもしれない。
西とはどこだろう。
そういや、ここは現実の地球でいうとどのあたりだったのか。
暑い場所であることだけわかる。西に大海があることがわかる。
北から南へきた、これから西へたぶん失ったものを追ってゆく。
追うためというより、好きな仲間たちを守るために離れる展開を予想します。
この地を離れれば、ひとの顔に服装や建物に食べ物、全部かわる。
作者さんによるデザインはどれも美しく、時間に追われるマンガだもん、アニメ化の準備だもん、しょうがねえなあっていう陳腐感がない。全てが目を楽しませます。
ただ、これからも、兄弟が楽しく協力しながら、国から国へと共に旅するのかもしれないとぼんやり思っていたんだよ。でも、そうはならなかった。悲しい。